【任意整理;個別的事情による影響】

任意整理においては,顧客(債務者)側のどのような事情で金融機関の対応が違ってくるのでしょうか。
顧客(債務者)の収入,債務総額といった経済状態が主要なものです。

相手方金融機関の動向・傾向について,ある程度の予想はできます。
しかし,同じ金融機関であっても,顧客によって個別的に判断しています。
当然ながら,金融機関は顧客の収入・他の債務状況を概ね把握しています。
大雑把に言えば,次のような傾向があります。

<債務者の事情×金融機関の方向性>
・収入が高い,債務総額が低い
 →支払能力高い
 →分割期間短期を望む傾向
・収入が低い,債務総額が高い
 →支払能力低い
 →長期分割に応じる傾向

さらに,金融機関自体が経済的に苦しい状況だと,長期分割に応じないで,強硬に一括返済を主張することもあります。
文字どおり「任意」です。
金融機関に当方の要望を一方的・強制的に飲ませることはできません。
どうしても確実に読めない部分はあります。

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