【産業誕生・経済発展の方程式|日本の環境=『プロの経営者』以外は揃っている】
1 産業誕生・育成→経済発展|基本的方程式
2 日本の状況|『テクノロジー』はある・『経営』不足
3 世界で戦える日本所在のテクノロジー
4 日本所在の『資金』は十分
5 日本における産業発展不足の理由=産業化の欠如
1 産業誕生・育成→経済発展|基本的方程式
日本では現在,少子・高齢化で『国が貧しくなる』方向性が強まっています。
これを回避する=経済発展の方法は,根本的・普遍的な条件があります。
<産業誕生・育成→経済発展|方程式>
あ 基本的方程式
『テクノロジー発展』×『経営(※1)』×『法規制の最適化』
→『産業誕生・成長』
(→経済発展)
い 『経営』の内容(上記※1)
『経営』=投資・出資・事業遂行
最後の事項である『法規制の最適化』については本記事では触れません。
関連コンテンツ|ドローン・ロボット|国際的な法整備の動き|国際競争・マーケットメカニズム
なお『国が貧しくなる』ということは具体的にどのような状態か,については本記事では触れません。
これについて研究・思考実験を行っているサイトを紹介しておきます。
外部サイト|Chikirinの日記|国が貧しくなるということ
2 日本の状況|『テクノロジー』はある・『経営』不足
産業の誕生・発展のためには『テクノロジー』と『経営』が揃うことが条件となります(前述)。
これに関して,日本における現在の『テクノロジー』と『経営』の状況の概要をまとめます。
<日本の状況概要|テクノロジー+経営>
あ テクノロジー
『テクノロジーの芽』はある
世界のトップクラスに位置するものもある
い 経営(投資・出資)
プロの経営者=真のエリートが欠如している
※加藤崇氏;参考情報は末尾記載
それぞれの内容については次に説明します。
3 世界で戦える日本所在のテクノロジー
日本には『テクノロジー』の元はたくさんあります。
実用化して社会にリリースされることが大いに期待されます。
<世界で戦える日本所在のテクノロジー>
あ 存在する優れたテクノロジー
世界のトップクラスに位置づけているテクノロジー分野もある
い 世界で戦えるテクノロジー
ア ロボティクスイ バーチャルリアリティウ マテリアル
4 日本所在の『資金』は十分
日本には,投資の元となる『資金』は不足していません。
<必要な資金の存在>
日本の個人・法人には資金(現金)も余っている
客観的・物理的には『スタンバイOK』状態なのです。
5 日本における産業発展不足の理由=産業化の欠如
日本では新テクノロジーの元もあり,資金もあります。
最後のピースが『産業化』の部分です。
<産業化・ビジネス化の欠如>
テクノロジーの産業化がうまくいかない傾向が強い
→テクノロジーを外国(所在の企業)に取られる構造になっている
この部分が日本では不足しています。
これについて別記事で詳しく説明しています。
詳しくはこちら|日本の『経営』不足・基本|プロの経営者=真のエリートが必要