【地方自治体のルール|条例・規則|制定機関・法的根拠】

1 地方自治体・ルール
2 条例|基本的事項
3 条例|範囲・限界
4 規則|制定機関・根拠

1 地方自治体・ルール

地方自治体が定めるルールがあります。
ルールの種類をまとめます。

<地方自治体・ルール>

種類 制定機関 住民拘束力
条例 地方自治体 あり
規則 首長・委員会など あり
指導要綱・要領 各種機関 なし

2 条例|基本的事項

条例制定に関する基本的事項をまとめます。

<条例|基本的事項>

あ 制定

地方自治体の議会が制定する
※憲法94条

い 条例・必要性

住民に義務を課す・権利を制限する場合
→『条例』による必要がある
※地方自治法14条

3 条例|範囲・限界

条例は性質上,適用・制定について制限があります。

<条例|範囲・限界>

あ 適用範囲

地方自治体の範囲内限定で効力を有する
詳しくはこちら|刑法の適用範囲|準拠法|条例の適用範囲→属地主義が原則

い 制定・限界

法律により『条例で規制できる範囲』に限界がある
詳しくはこちら|条例による規制の限界|法律との関係・抵触|徳島市公安条例事件

4 規則|制定機関・根拠

地方自治体の『規則』は制定機関が主に2つあります。

<規則|制定機関・根拠>

制定機関 根拠
首長 地方自治法15条
地方自治法の委員会 地方自治法138条

実際にはこれら以外にもルールはあります。
本記事では主なものを説明しました。

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【保全命令の決定正本の送達(規定・効果・送達未了の扱い)】

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