【天下り疑惑あれこれ|東芝・JSC・パチンコ業界】
1 天下り疑惑|東芝×粉飾決済事件
2 天下り実例|東芝×裁判官
3 JSC×オリンピック会場|基本的事項
4 天下り実例|JSC
5 天下り疑惑|パチンコ業界×遊技台違法改造
1 天下り疑惑|東芝×粉飾決済事件
日本では天下りが適法とされ,蔓延しています。
詳しくはこちら|天下り×法律・制度→合法賄賂|特別会計・円借款
本記事では天下りやその疑惑の実例を紹介します。
まずは東芝の粉飾決算に関する疑惑を紹介します。
<天下り疑惑|東芝×粉飾決算事件>
あ 逮捕者なしからの考察
東芝は長期間組織的な粉飾決算をしていた
しかし,誰も逮捕者が出ない
→東芝が財務省からの天下り受け入れていることが疑われる
※中島聡氏『週刊 Life is Beautiful』2015年12月15日号
い 刑事責任の行方からの考察
これで経営陣が実刑判決を受けない場合
→『日本は資本主義国家として失格と言えるぐらいひどい話です』
※中島聡氏『週刊 Life is Beautiful』2015年11月17日号
う タレコミ先についての考察|引用
今回の東芝の件も、タレ込んだ先が証券取引等監視委員会や日本のメディアではなく、海外メディアであれば『当局も引っ込みがつかなくなって』刑事事件になっていたような気がします。
※平成27年9月22日週刊ダイヤモンド|闇株新聞編集部
2 天下り実例|東芝×裁判官
東芝に関しては,裁判官の天下りも指摘されています。
これについては別に説明しています。
詳しくはこちら|裁判官が天下り|原発訴訟→原発メーカー東芝
3 JSC×オリンピック会場|基本的事項
2020年の日本でのオリンピックも天下りと無縁ではありません。
オリンピック会場の建設に関するテーマを紹介します。
まずは,キープレイヤーのJSCの位置付けについてまとめます。
<JSC×オリンピック会場|基本的事項>
あ JSC|正式名称
独立行政法人日本スポーツ振興センター
い 主な事業
新国立競技場の運営主体である
施設所有権を持つ
4 天下り実例|JSC
JSCの役員と構造的な特徴・影響についてまとめます。
<天下り実例|JSC>
あ JSC|構造的特徴
『コスト意識』が欠如している
通常の営利企業であれば当然持っているものである
い 類型的現象
『税金を食い物にしている天下り法人』の典型である
財源には税金以外にスポーツ振興くじを含む
う 天下り役員リスト
5人の理事のうち2人が文部省からの『役員出向』である
理事の年収は1450万円である
※中島聡氏『週刊 Life is Beautiful』2015年8月11日号
5 天下り疑惑|パチンコ業界×遊技台違法改造
レガシーな天下り疑惑として『パチンコ業界』が指摘されています。
<天下り疑惑|パチンコ業界×遊技台違法改造>
あ 前提=パチンコ台違法改造事件
ほとんどのパチンコの台は違法改造がされていた
射幸性を高める改造であった
工場出荷時から改造済であった
組織的な違法行為である
フォルクスワーゲンのスキャンダルに相当する
い 平然営業×天下り
パチンコホールは違法パチンコ台で堂々と営業を続けていた
→警察官僚のパチンコ業界への天下りにあると疑われる
※中島聡氏『週刊 Life is Beautiful』2015年12月15日号
あまりにも違法行為の規模が大きいのです。
通常の感覚からすると『検挙・摘発』されないのが不思議なのです。
違法と思われるが摘発なし,というビジネスはほかにもあります。
パチンコの3店方式やソープランドなどが典型です。
ちょっと複雑な理論も含まれる問題です。
詳しくはこちら|グレーゾーンはベンチャーの聖域|濃いグレー・薄いグレー|大企業バリアー
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