【各エリアの特区民泊の制度導入経緯と運用の実績】
1 東京都大田区の特区民泊の実績
2 大阪府の特区民泊の実績
3 大阪市の特区民泊の実績
4 北九州市の特区民泊制度導入経緯
5 情報のソース
1 東京都大田区の特区民泊の実績
特区民泊は政府による区域計画の認定の後に,各エリアの自治体が条例を制定してようやく実際に運用されます。
本記事では,エリアごとの,制度導入の経緯と運用の実績をまとめます。
制度を導入した順に紹介します。
<東京都大田区の特区民泊の実績>
あ 経緯
平成28年1月29日 事業受付開始
い 実績
認定した施設 | 28施設86室 |
認定した事業者 | 23(うち個人6人) |
滞在実績 | 382人(うち外国人208人) |
※平成28年12月28日時点
う 滞在日数制限の緩和方針
滞在日数は条例で6泊7日以上と制限されている
→緩和する条例変更は予定されていない
詳しくはこちら|特区民泊に関する平成28年10月国家戦略特区法施行令改正
なお,平成29年1月時点で,airbnbのリスティング数は,東京都内・掲載中のみで1万6000件を超えています(AirLABO)。これと比較すると特区民泊の数の伸びはとても低いといえます。
2 大阪府の特区民泊の実績
<大阪府の特区民泊の実績>
あ 経緯
平成28年4月1日 事業受付開始
平成28年12月20日 条例改正
滞在日数下限を2泊3日と緩和した
い 実績
認定した施設 | 4施設6室 |
認定した事業者 | 4(うち個人1人) |
滞在実績 | 33人(うち外国人27人) |
※平成28年12月28日時点
3 大阪市の特区民泊の実績
<大阪市の特区民泊の実績>
あ 経緯
平成28年10月31日 事業受付開始
平成28年12月13日 条例改正
滞在日数下限を2泊3日と緩和した
い 実績
認定した施設 | 7施設19室 |
認定した事業者 | 15(うち個人1人) |
滞在実績 | 10人(うち外国人8人) |
※平成28年12月28日時点
4 北九州市の特区民泊制度導入経緯
北九州市は平成29年1月に初めて特区民泊の事業受付を開始します。
<北九州市の特区民泊制度導入経緯>
平成28年10月4日 区域計画認定
平成28年12月20日 関連条例公布・施行
滞在日数の下限=2泊3日
対象エリア=市街化調整区域・第1/2種低層住居専用地域
平成29年1月 事業受付開始予定
(平成29年1月16日 特区民泊の実施の手続きに関する説明会実施)
外部サイト|北九州市|外国人滞在施設経営事業に関する条例について
5 情報のソース
以上の情報のソースをまとめておきます。