【債権回収の実績|みずほ中央による解決の全体像と具体的事例】

1 みずほ中央の実績|債権回収は事業のリスクの一環=避けられない
2 みずほ中央の実績|債権回収を要する典型的な業種の例
3 実績|財産逃し→調査を徹底して約1億円を全額回収
4 実績|財産逃し→『自発的に戻す』のを待って差押→2800万円回収
5 実績|手形を銀行に持ち込み→手形回収の代わりに担保獲得→5000万円回収
6 実績|飲食店が支払延滞→『動産執行』で5店舗の売上金600万円を確保

1 みずほ中央の実績|債権回収は事業のリスクの一環=避けられない

みずほ中央では,多くの債権回収の場面を見てきました。
『特定業界の常識』『個別的・継続的関係』などから『後払い』が事実上避けられない,という取引・マーケットがあります。
このような場合,『仕事の完成・納品後も代金が支払われない』ということが生じます。
当然,事業やプロジェクト単位での『リスク』として,取引の当初から想定されていたものです。
とは言っても,『後払い』が正しい・間違っている,という単純なものではありません。
リスクとリターンの見込みとのバランスで取引をすべきかどうかが判断すべきなのです。
結局は,事業を行う上で『支払われない→債権回収』ということは不可避のプロセスと言えます。

2 みずほ中央の実績|債権回収を要する典型的な業種の例

(1)債権回収の実績|典型的な業種

みずほ中央でお引き受けして実現してきた債権回収業務のうち典型的な業種をまとめておきます。

<債権回収の実績|事業・売上関連|典型的な業種の例>

あ ホームページ作成
い ソフトウェア(プログラム)開発・作成
う システム開発
え コンサルタント業
お 建築・工事・運送・廃棄物処理業
か 自動車販売(新車・中古)
き 再生エネルギー関連業種(製造・販売・設置)
く レンタルビデオ店

長期滞納客から回収

け 女性ファッション衣類・アクセサリー販売業

商品代金未払い客から回収

<債権回収の実績|プライベート・個人|典型例>

あ 配偶者に対する慰謝料請求
い 配偶者の不貞(浮気)相手に対する慰謝料請求
う 貸地の滞納地代の請求
え 建物賃貸の滞納賃料の請求

(2)債権回収の手法はバラエティに富んでいる

債権回収を実現するための方法は単純ではありません。
法的手段・任意の方法が多くあります。
タイミングや適切な選択によって回収結果が大きく違ってくるのです。
<→詳しくはこちら|債権回収の全体像|準備・交渉・裁判手続の最適化を徹底
https://www.mc-law.jp/kigyohomu/16441/
詳しくはこちら|債権回収|実現のカギ|スピード・時効対策・返済優先度アップ・条件交渉の分析
ここでは,分かりやすい『債権回収のシーン』を順にピックアップして紹介します。

3 実績|財産逃し→調査を徹底して約1億円を全額回収

<財産逃し→調査を徹底して約1億円を全額回収>

あ 状況

金銭を貸した→借主が『返せなくなった』と言ってきた
相手の説明によると事業が失敗して資金が底をついたということであった
ただ,話を詳しく聞いても数千万円が数か月で全額なくなる,ということは納得できなかった

い みずほ中央による解決(調査)

弁護士は,貸付の経緯や債務者の事業・資産について債権者の把握している情報を漏れなく聴取した
その上で,財産を『逃している』という可能性が高いと考えた
この想定の元,可能な限りの調査を行った
調査は難航するものもあったが,大きな成果を獲得した
《調査の結果獲得した成果》
逃していた資産を発見できた(突き止めた)
逃し先=海外資産,妻などの親族・愛人名義に『仮装』していた金融資産

う みずほ中央による解決(執行・返済)

弁護士はすぐに『逃していた資産』について『詐害行為取消請求+処分禁止の仮処分』を行った
これにより,財産にロックがかかった
この時点で,債務者は自体が大きくなり,税務関係の問題が生じることを心配するようになった
結果的に,任意に約1億円全額返済をすることが実現した

4 実績|財産逃し→『自発的に戻す』のを待って差押→2800万円回収

<財産逃し→『自発的に戻す』のを待って差押→2800万円回収>

あ 状況

約2800万円を貸した→借主と連絡が取れなくなった
相手(借主)は持ち家に住んでいたので安心感があった
しかし登記情報を見たらある会社の所有に変わっていた

い みずほ中央による解決(調査)

弁護士は登記に現れている『所有者』と『登記原因』に関して調査した
『代物弁済』によって所有権が移転したという登記内容であった
登記上の『新所有者』は,債務者が経営する会社の取引先であった
『架空』ということを断言・立証できる情報が不足していた
一方で不動産の評価額が5000万円程度であったため,『税務調査』の対象となることを推定した
その上で,税務署から指摘を受け法人税の負担ができず『自主的に登記を戻す』ことを予測した
この可能性に賭けた

う みずほ中央による解決(執行・返済)

このような調査内容はまったく表に出さず,訴訟を提起した
当然だが,債務者は実質的な反論を出さなかった
裁判所は『返還請求』を認める判決を出した
要するに『債務名義』を獲得しておいたのである
その後定期的な登記調査を継続した
最終的に予測どおりに『登記が債務者名義に戻っている』のが確認できた!
即座に『差押』を行った
債務者はすぐに連絡をしてきて,差押の取下を要請してきた
結果的に『任意の約2800万円全額返済と交換で差押の取下』が実行されるに至った

関連コンテンツ|交渉開始前の準備|回収不能の壁の解消・詐害行為対応

5 実績|手形を銀行に持ち込み→手形回収の代わりに担保獲得→5000万円回収

<手形を銀行に持ち込み→手形回収の代わりに担保獲得→5000万円回収>

あ 事案

取引先が約5000万円を滞納していた
債権者が『手形』を持っていた
しかし手形を銀行に持ち込むと『債務者が倒産する』リスクが高かった

い みずほ中央による解決

債務者の経済状況から『一切支払えない』ということはないと判断した
一方で債務者は『まさか手形の持ち込みはしないだろう』と安心していると予測した
そこで,弁護士は手形の銀行への持ち込みを決行した
債務者,驚いてすぐに『相談したい』と申し入れてきた
協議は弁護士が対応した
結局『売掛債権や商品』について担保設定すること条件に手形の回収に応じた
実はこれらの担保は債権額と比べて不足していることは分かっていた
しかし,一連のアクションにより『返済の優先度アップ』は確実であると見込んでいた
結果的に,予想どおりに合意した支払条件どおりに約5000万円完済に至った

6 実績|飲食店が支払延滞→『動産執行』で5店舗の売上金600万円を確保

<飲食店が支払延滞→『動産執行』で5店舗の売上金600万円を確保>

あ 事案

取引先の飲食店が代金支払を滞納していた
営業自体は行なわれているが,『資産』の把握はできなかった

い みずほ中央による解決

弁護士が調査したところ,飲食店の売上は現金支払が多いことが分かった
そこですべての店舗(5か所)について,『動産執行』を行った
最も『売上金(現金)』が多く存在する時間帯として『連休最終日の閉店直後(午後10時)』を設定した
執行官と事前に協議し,この時間帯に5店舗すべてに同時に執行する計画を立てた
当該日時に,執行官・執行補助者・弁護士が同時に各店舗に赴いた
手間・労力のかいがあって,約600万円の債権全額の回収が実現した

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