【国家公務員・懲戒処分|違反行為・処分の種類・退職後の扱い】
1 国家公務員×懲戒処分|違反行為
2 国家公務員×懲戒処分|種類
3 国家公務員×懲戒処分|注意点・退職後
4 国家公務員×賄賂→刑法の罰則
1 国家公務員×懲戒処分|違反行為
国家公務員は特に中立・公平であることが要求されます。
違反行為があった場合は,一定のペナルティの対象となります。
ペナルティの中に『懲戒処分』があります。
本記事では国家公務員の懲戒処分を説明します。
まずは懲戒処分の対象となる行為をまとめます。
<国家公務員×懲戒処分|違反行為>
一般職の国家公務員が次のいずれかに違反した場合
→懲戒処分の対象となる
ア 国家公務員法イ 国家公務員倫理法ウ 『ア・イ』に基づく命令・規則
※国家公務員法82条1項1号
2 国家公務員×懲戒処分|種類
国家公務員の懲戒処分の内容・種類をまとめます。
<国家公務員×懲戒処分|種類>
あ 免職
い 停職
う 減給
え 戒告
※国家公務員法82条1項1号
3 国家公務員×懲戒処分|注意点・退職後
懲戒処分について誤解が生じがちです。
それは『退職後』の不正行為についてです。
これについてまとめます。
<国家公務員×懲戒処分|注意点・退職後>
退職後には懲戒処分を適用できない
『在職』が前提なので,当然である
代わりに刑事罰などが適用されることもある
例;退職後に元の部署への不正要求
詳しくはこちら|国家公務員法・天下り禁止|仲間を天下らせ・天下り準備・過去の威信活用
4 国家公務員×賄賂→刑法の罰則
国家公務員の不正の代表例として『賄賂』があります。
賄賂を受け取る,収賄行為は刑法上の罰則があります。
要するに『犯罪』なのです。
刑法上の責任は,懲戒処分とは別の問題です。
これについては別に説明しています。
詳しくはこちら|賄賂関係|収賄罪・贈賄罪|国家公務員倫理規程・収賄禁止規定