【不倫の離婚慰謝料を500万円から実質20万円に抑えた】
1 事案の分類
2 事案の内容
3 当事務所による解決
4 依頼前後の状況変化
5 解決のポイント
1 事案の分類
離婚請求 | 求められた |
離婚原因 | 当方有責(不倫) |
依頼者の性別 | 男性(40代) |
子供の有無 | あり |
依頼者の職業 | 会社員 |
相手の職業 | パート・アルバイト |
争点(対立した内容) | 養育費・慰謝料 |
解決手続 | 調停 |
依頼時期 | 婚姻5年・別居1年以内 |
2 事案の内容
夫婦の仲が悪化し,妻が子供を連れて家を出て,別居が始まりました
妻が『夫と他の女性との交際』を突き止めました
妻の代理人弁護士が離婚と慰謝料500万円を請求してきました
3 当事務所による解決
当事務所の弁護士は,夫と女性との交際は夫婦の別居後なので不倫(不法行為)にあたらない,と主張しました
妻は離婚調停と婚姻費用分担金の調停を申し立ててきました
調停委員は,当方の主張に沿って,慰謝料については否定的に考えてくれました
結果的に,夫が妻に解決金50万円を支払う条件で離婚が成立しました
代わりに,養育費は標準額よりも低めの金額にするという前提でした
4 依頼前後の状況変化
依頼前 | 慰謝料500万円を請求されていた |
依頼後 | 実質的に慰謝料を20万円に抑えた |
5 解決のポイント
離婚調停が長期化すると,その間払い続ける婚姻費用分担金が大きくなってきます。
そこで,早めに離婚を成立することで夫の負担は軽くなるのです。
その分を解決金として払う提案で妻は納得したのです。
しかし,同時に,養育費を標準的な金額よりも低く抑えたので,トータルでみると解決金50万円のうち30万円程度は『養育費の前払い』といえるものでした。
つまり,実質的な慰謝料は20万円で済んだということになります。
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