【待機時間をカウントした残業代請求の解決実績】
1 待機時間も残業に含めた350万円の判決獲得
<待機時間も残業に含めた350万円の判決獲得>
あ 事案
正社員Aは配管の作業に従事していました。
現場に行くまでの待機時間が長いことがよくありました。
労働時間の計算では,待機時間はカウントしていませんでした。
結局,出勤から退勤までは12時間を超えることが多くありました。
い 解決
Aから法律相談を受けました。
弁護士(当事務所)は状況を詳しく聴取しました。
裁判例の基準を元にすると,待機時間も労働時間に含まれると判断しました。
詳しくはこちら|『労働時間』の定義=指揮命令下説|残業届・許可制度|黙示の業務命令・接待
待機時間を入れると残業代として300万円以上が不払いとなっていました。
Aから依頼を受けました。
弁護士は勤務先の会社に残業代を請求しました。
交渉では,会社は『待機時間は労働時間ではない』と主張し,残業代支払に応じませんでした。
弁護士は訴訟を提起しました。
解釈を示す裁判例をしっかりと提出しました。
裁判所は,待機時間を労働時間に含めると判断するに至りました。
裁判所は約350万円の支払を命じる判決を出しました。