【管理監督者を否定した残業代請求の解決実績】
1 管理監督者を否定した付加金込み750万円の判決獲得
2 デザイナーの残業代190万円を認める判決獲得
1 管理監督者を否定した付加金込み750万円の判決獲得
<管理監督者を否定した付加金込み750万円の判決獲得>
あ 事案
Aは飲食店店長として勤務していました。
勤務時間は定時よりも週約40時間オーバーしていました。
しかし残業代は支給されていませんでした。
い 解決
弁護士(当事務所)はAからの依頼を受けました。
勤務先会社は『Aは管理監督者であるから残業代は適用されない』と主張しました。
詳しくはこちら|管理監督者は残業代なし(名ばかり管理職・偽装請負は残業代あり)
会社は残業代支払に応じず,交渉は決裂しました。
弁護士は提訴しました。
弁護士は,Aの仕事の内容について細かく丁寧に主張しました。
つまり,職務内容・権限・責任・待遇について,管理職とは言えない(名ばかり管理職)と主張・立証したのです。
裁判所は『店長』という肩書だけでは決め手にならないと考えるに至りました。
そして,当方の主張に沿って,管理監督者には該当しないと判断しました。
裁判所は,残業代として約500万円と付加金約250万円の支払を命じる判決を獲得しました。
2 デザイナーの残業代190万円を認める判決獲得
<デザイナーの残業代190万円を認める判決獲得>
あ 事案
Aはデザイナーとして会社に勤務していました。
残業していましたが残業代が支給されていませんでした。
い 代理人交渉
弁護士(当事務所)はAから依頼を受けました。
弁護士は,会社に対して残業代を請求しました。
会社は,『デザイナーは時間管理に適しないため,管理監督者である』と主張しました。
その後の交渉でも,残業代の請求に応じませんでした。
う 訴訟
弁護士は提訴しました。
弁護士は,デザイナーであっても実際の勤務状況から考えると,時間管理は可能である,と主張しました。
最終的に,裁判所は当方の主張を採用し,管理監督者ではないと判断しました。
裁判所は,会社が約190万円の残業代を支払う判決をしました。