【遺言による財産の承継の種類=相続分・遺産分割方法の指定・遺贈・信託】
1 遺言による財産の承継の種類・分類
遺言に記載する内容はいくつかに分類できます。
詳しくはこちら|遺言の記載事項の種類・分類(基本)
その中で『財産の承継』に関するものについて、本記事で説明します。
最初に、財産の承継に関する遺言の記載事項の種類をまとめておきます。
2 相続分の指定
財産の承継に関する遺言事項の1つに相続分の指定があります。この内容をまとめます。
相続分の指定(※1)
3 遺産分割方法の指定
財産の承継に関する遺言事項の1つに遺産分割方法の指定があります。この内容をまとめます。
遺産分割方法の指定(※2)
4 遺贈
財産の承継に関する遺言事項の1つに遺贈があります。この内容をまとめます。
遺贈(※3)
5 信託
財産の承継に関する遺言事項の1つに信託があります。遺言信託を呼ばれるものです。この内容をまとめます。
信託(※4)
あ 内容
遺言の中に信託の設定を記載しておくこと
『遺言信託』と呼ぶ
民法には規定がない
信託法で規定されている
※信託法3条2号
い 遺言代用信託との違い
『遺言代用信託』とは別のものである
関連コンテンツ|遺言代用信託とは
6 相続させる遺言(概要)
実際の遺言で『相続させる』という言葉が使われることが多いです。ありふれた表現ですが、以前は法的な解釈が統一されていませんでした。
相続させる遺言(概要)(※5)
詳しい内容については別の記事で説明しています。
詳しくはこちら|『相続させる』遺言(特定財産承継遺言)の法的性質や遺産の譲渡との優劣
7 遺言内容と遺産分割の要否(概要)
遺言の内容によって、遺産分割が必要か不要かが変わってきます。この判断は複雑なところがあります。概要だけまとめます。
遺言内容と遺産分割の要否(概要;※6)
8 包括承継/特定承継という分類(概要)
相続による財産の承継について『包括承継/特定承継』という分類方法もあります。遺言に限らない、相続によって生じる財産の承継の一般的な分類です。遺言事項によって承継方法の分類も変わります。概要だけまとめます。
包括承継/特定承継という分類(概要)
『包括承継/特定承継』という分類方法もある
この分類によって対抗要件・登記の法的扱いなどが違ってくる
遺言の内容によって『包括承継/特定承継』が決まることがある
詳しくはこちら|包括/特定承継の違い|対抗要件・登記申請・借地権・農地・株式・相続放棄
2021年10月発売 / 収録時間:各巻60分
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