【相続税,贈与税;相続時精算課税制度】
- 相続時精算課税とはどのような制度ですか。
- 贈与と相続を一体として課税する方式です。
一定の条件と手続があります。
「相続時精算課税」という制度があり,一定の条件を満たせば,税率の高い贈与税は課税されず,税率の低い相続税が課税されます。
概要を説明します。
1 制度利用の年齢条件
次のような条件に該当する場合に相続時精算課税が利用できます。
・贈与をする者=65歳以上の親
・贈与を受ける者=20歳以上の子(子が既に死亡しているときは孫)
・判断基準時点=贈与する年の1月1日時点
2 納税タイミング
また,「贈与についての贈与税の納税時点」を「後回し」にする機能もあります。
贈与財産の額が2500万円以下であれば,納税時期を贈与時ではなく相続時とすることができるのです。
3 注意
ただし,条件によっては,トータルの課税額が,通常の方式よりも増えることもあります。
しっかりとシミュレーションを行ってから判断すると良いでしょう。
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